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映画「この世界の片隅に」は、2回目の方が面白かった話

公開日: : コラム, 映画

 

こんにちは、ぶきっちょです。

風も冷たくなり、冬真っ盛りな今日この頃。

休日に暇ができたので、ずっと気になっていた「この世界の片隅に」を見に行ってきた。

 

「この世界の片隅に」ってどんな話?

昭和の戦前・戦後に渡る主人公・浦野すずを中心とした日常生活を描く。

ボーっとしがちでマイペースなすずを取り巻く、笑いあり涙ありの物語。

 

いざ劇場へ。

テアトル新宿に見に行ったが、席の埋まりっぷりにまず驚いた。

公開して3週間くらい経っているにもかかわらず、1時間前のチケット購入ですでに残りは最前列の3席のみ。

首が痛くなるのを覚悟で購入。

時間になって入場すると、入り口付近は立ち見客で溢れかえっていた。

上映開始後、まず好きになったのはオープニング曲の「悲しくてやりきれない」。

やさしく癒される歌声で、悲しみを歌う。

そのギャップが聴いていて非常に切なく、同時に心が鎮まってくる不思議な歌だ。

それから始まるのは、主人公・すずの幼少時代。

祖父母、両親、兄弟に囲まれ広島市で元気に過ごす。

段々と大きくなり、呉市にお嫁に行くことに。

新たな日常が始まっても、すずは相変わらずマイペースで、ボーっとしていて、日々の生活を一生懸命に過ごす。

戦争が本格的に始まってもそれは変わらない。

空襲が来たら防空壕に隠れ、警報が解除されたらご飯を作り、食べる。

そんな日常がごく当たり前に描かれていた。

 

1回目の感想

まず、思いのほか笑うシーンが多かった、という点が印象に残っている。

すずのちょっとしたドジや、それに対する周りの反応などがリアルで懐かしく、自然と笑みがこぼれてくるのだ。

あとは、現代からは考えられない生活を目の当たりにし、その違いに恐ろしさも感じた。

ほんの70年前の出来事にも関わらず、その時代を経験していない者にとってはフィクションのように感じられるような生活。

でも、すず達にとってはそれが当たり前の日常であり、生きていかなければならない場所。

その中で強く生きる呉の人々の様子に胸を打たれた。

「ここが泣くところだ!泣け!」みたいな押しつけは全くなく、すずの様子を淡々と描いているだけなのに笑ってしまい、泣いてしまう。

すごい映画だな、というのが1回目の感想。

あと声優がとても上手だった。

 

2回目の感想

同期に勧めたら「見に行きたい」と言いだしたため、

先週再び見に行ってきた。

今度はオープニング曲が流れた瞬間に涙。(早)

すず達が絶望的な状況の中でたくましく生きる姿を知っているだけに、歌の切なさとのギャップで涙腺が崩壊する。

日常系ではあるものの、結構テンポの良いストーリー展開をするため、1回目で「ん?」と思って理解できていなかったところが若干あった。

そこが2回目はすんなり入ってきて、新たに気づいた部分などもあり、より物語を楽しめたように感じる。

そのせいか、1回目に比べて、2回目の感動は倍くらいあったように思う。

まとめ

温かい家庭で育ち、言われるがままにお嫁に行き、言われるがままにその家で家事をこなし、与えられた環境の中でささやかな楽しみを見つけながら一生懸命暮らす、すず。

そんな彼女が感情を高ぶらせ、泣き崩れるシーンがある。

信じていたものが壊れてく瞬間。

絶望的な状況でも、耐えて必死にやってきた心の糸がぷっつりと切れる。

でも、それでも生きていく決意をする。

家族を亡くし、家や体の一部を失くし、戦争の傷を嫌というほど味わったすずと、その周りの広島・呉の人々。

それでも日常の中で笑いはおき、新たな家族が増え、生活は続いていく。

戦争が関わった映画で、ここまで悲しみを強調しない映画は初めてかもしれない。

だからこそリアルで、人間の強さを思い知らされた。

まだ見ていない人や、1回しか見ていない人には、ぜひ2回目を見ることを勧めたい。

 

 

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