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GWに奮発して高い旅館に泊まってみたら、やっつけ仕事で最悪だった話。

公開日: : 宿・ゲストハウス, 旅行

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こんにちは。
ニート時代は毛嫌いしていたGWというものを、そこそこ楽しんでみるなり。ぶきっちょです。

GWといえば、渋滞。人混み。どこへ行くにも高い

そんなイメージがあるため、基本旅行などには行かずにひっそりと過ごすタイプの私。

しかし今回は彼と、

「一泊で温泉とか行きたいね」

という話になり、箱根に行くことにした。

一緒に住んでいるとはいえ、何気に旅行に行くのは初めてだ。

たまには奮発して良い旅館にでも泊まってしまおうか。

わくわく!!

この時はまだ、高い旅館が全て良い旅館であるとは限らない、なんて考えは1ミリも持っていなかった。

初めての旅館選び

私の特技のひとつに、良い宿を見つける、というものがある。

そう。

宿選びは大の得意なのだ。

とはいえ、いつも民宿やゲストハウスに泊まっているため、高めの旅館選びは初めて。

Booking.comで口コミを見ながら良さげな温泉旅館を探してみる。

しかし・・・

さすがはGW。

評価の高い有名なホテルや旅館は、1人でも1泊で軽く3万以上する。

その金額なら海外旅行したい、と思ってしまう私は、安い順で再検索。

1人2万円前後で2食付きの宿を比較検討することに。

その中に、その宿はあった。

なんとなく名前は伏せておくが、評価も中の上くらいで、写真に写っている部屋や宿の様子もとても綺麗だ。

ここ良さげじゃない?

口コミを見ても、そこまで悪くは書かれていない。

「良くない」という口コミも確かにあったが、一方で「最高だった!」というのもあったため、「それ以上は行ってみなければわからない」と調べるのをやめてしまった。

そして、時期も迫っていたため即予約。

今思えば、それがいけなかった。

レッツゴー箱根

迎えた当日。

わくわくしながらロマンスカーにのり、わくわくしながら駅弁を食べ、わくわくしながら箱根湯本駅に着いた。

旅館は、そこから登山電車に乗り換えて行く必要がある。

その日は彫刻の森(箱根に入ったら絶対に行くことをおすすめする。何度行っても楽しい。)に行く予定だったが、まずチェックインだけすませようということになった。

チェックインの時に気づく違和感。しかし時すでに遅し。

最寄駅で降り、旅館を探す。

看板が見つかり、そちらへ向かう。

「どんなところだろうね~」

「あ!ここかな?…え、ここ?」

すでに動揺を隠せない私。

なんか高級旅館的なモノを想像していたのだが、見た目はそこからはかけ離れた建築物だった。

意を決して中に入る。

・・・・・・・・・。

うん。なんか違う。

語彙力の無さは許して欲しいところだが、なんか違うのだ。

なんだか地元の安い銭湯みたいな雰囲気なのだ。

玄関にスリッパが無造作に並んでいて、靴箱が両脇にあり、そんなに綺麗ではない、大衆感あふれるこの雰囲気。

本気で宿を間違えたかと思った。

しかし残念ながら間違えではないことを、予約確認のときに知る。

絶望感にさいなまれたままお金を払い、さっと渡された鍵を持って部屋に向かう私たち。

部屋への案内など当たり前のようになかった。

「布団はセルフでお願いしますね」

と言われた。

1人2万円近くする宿だから布団は敷いてくれるのだろう、という認識はこの日に捨てた。

カビと汚れと、破れた障子と網戸と私と彼

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案内された部屋に先に入った彼が、

「部屋は、まあ、広いね・・!」

と、なんとか盛り上げようと頑張る。

入ってみると、狭くはないが普通の2人部屋という感じだ。

しかし部屋にトイレと洗面所はなく、共有らしい。。

これは確実に事前の確認不足。

1人2万円近くする宿だから部屋にバス・トイレはついているだろう、という認識はこの日に捨てた。

壁には汚れがかなり残っていて、障子や天井には黒いカビが繁殖し、窓を開けると網戸が何か所も破れていてシールを貼って補正していた。

1人2万円近くする宿だから部屋は綺麗だろう、という認識はこの日に捨てた。

塩が多すぎて飲めないお味噌汁

なかなか悲しい気持ちになっているところで、夕食の時間がやってきた。

食事処に行って食べるスタイルだ。

おかずはすでにテーブルに置いてあるが、ご飯は大きなおかまから自分でよそい、飲み物は自販機で買って自分で持ち込んでくれ、と書いてある。

おかずたちはひたすらしょっぱかった。

1人2万円近くする宿だからご飯は美味しいだろう、という認識はこの日に捨てた。

他の席に座って夕食を囲んでいる家族が、

「これも勉強かな…」
「この金額は、箱根ブランドなのかな…」

と悲しげな表情で話しているのをみて、気持ちまでしょっぱくなった。

女将さんの口から洩れる愚痴

時は過ぎて朝ごはんの時間。

10人くらいの家族連れが食べ終わって出て行ったあと、女将さんらしき人がまだ食べている私たちに向けてこう言った。

「台風の跡みたい!いつもはこんなに部屋が埋まらないんですけどね。もう朝起きてそのまま動いてるから、目が回りそう」

なんかもう、驚きで答える気も起きなかった。

「そうなんですねー」

と、私の代わりに棒読みで返す彼。

早くチェックアウトしたい、とそれしか思えなかった。

ホスピタリティとは何だ

このままだと今回の記事は愚痴しかなくなるため、この体験を通して考えたことをちゃんとまとめておきたいと思う。

他のお客さんも言っていたが、「これも勉強」として次に生かすしかない。

今回の宿泊で考えさせられたのが、ホスピタリティとは何だ?ということだ。

苛々の原因

この宿のことを考えるだけで未だに苛々してしまうのだが、そもそも私が苛々してしまう理由は大きく分けて2つある。

・値段
・やっつけ感

まず値段

これが一泊1万円もいかないゲストハウスであれば、別に苛々しない。

というのも、その場合の主目的は癒しやサービスなどの「ホスピタリティ」ではなく「旅先での人々とのコミュニケーション」だからだ。

しかし、仮にも旅館を名乗りそれなりの値段で宿泊を提供しているのであれば、そこにくる人々の主目的は癒しでありサービスなのではないだろうか。

それが全くないのにこの値段、というところが苛々原因のひとつ。

次にやっつけ感

やっつけ感、というとわかり辛いが、つまり「やる気の無い感じ」が伝わって来た点。

百歩譲ってGWにこんなに忙しくなることを予想できていなかったとしても(それでも準備はできると思うが)、部屋のカビや破れた障子などを放ったらかしている事実、掃除が行き届いていない事実、お金だけ払って泊まってさっさと帰ってもらえばいい、と感じさせる対応。

そのすべてがやっつけな感じに、ひたすら凹まされた気がする。

ホスピタリティは尊い

ホスピタリティは、あって当然というものではないことを知った。

それはおもてなしであり、思いやりの心だからだ。

これまで素敵な宿にばかり泊まっていたから、ホスピタリティというものを意識したことはなく、当然のように享受していた。

しかし今回、それがとても尊く、自発的なモノであることがわかった。

それがわかったのは、ホスピタリティゼロの旅館に泊まってみたおかげだ。

ありがとう、ホスピタリティゼロの旅館。(棒読み)

旅館選びで気を付けるべきこと

他の人にはあの宿に泊まって欲しくないし、同じような思いをして欲しくないと心から思う。

なので、旅館選びで気を付けるべきことをまとめておく。

  • 値段が高いからと言って、リサーチを怠るべからず
  • 口コミは、悪いものもちゃんと目を通す。良いものの方が多くても、それが本当とは限らない
  • 他の宿との比較を面倒くさがらない
  • 値段にかかわらず、部屋の設備やアメニティは確認する

まとめ

箱根は非常に良いところで、歴史も見所もたくさんある。

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彫刻の森は楽しかったし、手打ちそばは美味しかったし、ガラスの森は綺麗だった。

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残念だった宿も、温泉だけはちゃんとついていたのが救いだった。

みなさんも高い宿に泊まろうという時は、事前のリサーチをしっかりしてより楽しい旅を過ごして欲しい。

とりあえず今回泊まった旅館は二度と行かないし、箱根に行くという友人がいたら絶対に忠告したいと思う。

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