独身アラサー女に捧ぐ~ひとり旅のススメ~

ひとり旅とは?

その名の通り。ひとりで旅をすることです。

 

独身アラサー女とは?

結婚していない30歳くらいの私のことです。ちなみに彼氏はいない。

 

なぜ勧めるのか?

下の旅行記を読めばわかるのか?それとも、わからないのか?

 

第一弾 東京~大阪

奇跡的に一週間の夏休みが取れた私は、引きこもりにそぐわない「旅」という趣味にその時間を使うことにした。

え?誰と行くかって?

ひとりですよ。

コミュ障を患う私が、一日中誰かと一緒にいようものならストレス大爆発ですよ。

まあ、そもそも一緒に行く人すらい(ry

 

とりあえず奮発して新幹線。夜行バスは疲れるので嫌い。

ニコニコ組曲を聞きながらウトウトしていると、あっという間に大阪に着いてしまった。

せっかくの旅だというのに、全く距離を移動した感じがしない。

まあいいや。

たこ焼きでも食うか。

新大阪駅から地下鉄で心斎橋へ。大阪は一度だけ来たことがあるので、主要な町の名前は知っている。

心斎橋は人が多くてごちゃごちゃしてて、まあ東京でいうと原宿みたいなもんだと思う。

適当なたこ焼き屋に入り、ビールと一緒にいただきます。

ちなみに時間は夕方。店内にはカップルやリア充たちの楽しそうな話し声が…。と思っていたら、隣に同じような女性(勝手に仲間意識)のおひとり様が。

しかもビール頼んでる。

これは、、あれかな?話しかけて仲良くなるフラグかな?

 

「すみません」

怪しくならないように、努めて明るく声を掛ける。

「はい?」

「私は東京から来たんですが、失礼ですがお宅も旅行の方ですか?」

「そうなんです。友人と来る予定だったんですが、ドタキャンされちゃって」

そう言って苦笑いを浮かべる彼女は、なんとなく親しみやすい雰囲気を醸し出していた。

「そうなんですか!私ひとり旅なんですけど、よかったら一緒に回りません?」

「え、いいんですか?」

驚いたように、しかし嬉しそうな声をあげる彼女。

 

 

なんてことにはならず、彼女と私は黙々とたこ焼きを食べ、ぐびぐびとビールを飲みましたとさ。

第二弾 大阪~徳島

大阪で一泊したのち、私は列車でメインの地・徳島へと向かった。

ウォークマンから「アンインストール」のイントロが流れた最高に微妙なところで、徳島駅に到着。

おおおええああええおおおおお~まもなく~徳島~

なぜ徳島をメインの地としたかは、割愛。

駅前で夜ご飯代わりのラーメンを食べ、予約しておいた民宿へGO!

社会人になって良かったと思うのは、思い立ったらこういう場所へ自由に来れてしまうことだ。

学生のときは、時間はあってもお金がない。

社会人は、お金はあるから時間を作ればいい。

そんなことを考えながらボーっと歩いていたら、バス停に到着。

ここで事件。目的地に行く最後のバスが、もう出てしまっていたということ。

慌てて民宿へTEL。

すると、気の良さそうなおっちゃんが笑いながら、

「あー、じゃあ違うバスで途中まで来な。迎えに行ってやるから」

おっちゃん!私がおっちゃんという存在を総じて好きなのは、こういう経験によるものである。

ってなわけで、徳島市の外れの方にあるローソンで、おっちゃんと待ち合わせ。

きっと人の良さそうなおっちゃんなんだろうなー。楽しい旅の思い出ができるかなー。わくわく。

するとそこに一台の車が。

あれか!

駆け寄る私。

すると出てきたのは、

「あんたがぶきっちょさん?」

思いのほか人相の悪いオッサンだった。。

「はい、すいません」

さっきのテンションはどこへやら、低姿勢になる私。

「まあいいや、乗りな」

そんなこんなで、やってきました今夜の宿。

そこで告げられる驚愕の事実。

「今日お客さん、あんただけだから」

「え?」

「四人用の相部屋だけどひとりで使っていいから」

「え?あ、はあ」

確かに、私はコミュ障だ。だが、人と話すのが嫌いというわけじゃない。

旅の中で私が楽しみにしているもの。それは、相部屋に泊まることで起きる人との出会いとか、他愛のない雑談とかなんだよ!

四人用の相部屋に寂しく一人で泊まることじゃないんだよ!

 

というわけで私の話相手はこのおっちゃんだけ。

でもおっちゃんは、見かけによらずやっぱり良いひとで、ビール奢ってくれたり変なバーに連れていってくれたりとずいぶんお世話になった。

どんな状況でも、なんだかんだ人との絡みというのはあって、楽しめちゃうもんなんだな、と思う。

 

徳島2日目!

 

何泊するかは決めてなかったのだが、おっちゃんが面白いので延泊すると、次の日は佐賀からやってきたというおばちゃん2人組がチェックイン。

見かけは普通のおばちゃん達なのだが、車でお遍路をしているらしく、民宿が見つからなかったら車中泊もしているというワイルドな方々。

おっちゃんとおばちゃん2人と私は意気投合し、夜は宿のリビングで4人で阿波踊りを踊り倒した。

その中で、忘れもしない会話がある。

おっちゃん「そういやぶきっちょは、何歳なんや?」

私「何歳に見えます?ふふふ」

 

おばちゃんA「うーん…38…は行き過ぎ?」

 

行き過ぎだよ!!

昔から実年齢よりかなり上に見られる傾向があるのはなぜなのだろう。

このギャップが埋まることはないのだろうか。。

そんなことをしみじみ感じた、徳島の夜。

 

まとめ

 

帰りは徳島港からフェリーで爆睡していたら竹橋に着いていた、という味気のないものだったが、なんだか気持ちは晴れたように感じるのが旅の終わり。

何が言いたいかって。

もしあなたが暇で暇で、休日やることがなくて、もう人生つまらない!とか思ってるのだったら旅に出ることをお勧めする。

上記のように、変なおっちゃん素敵な男性や人々との出会いがあり、お酒や美味しい食べ物にありつくことができるのだから。