こんにちは。
ずっと「株やってみたいな」と漠然と思っていて、やっと半年前から始めたぶきっちょです。
始めた、といってもとりあえず国内株式を1名柄買ってみたというだけで、いまだに四季報の読み方もわかっていなければ決算書の見方も知らない(ドヤ顔で言うことではない)。
ちなみに株を買う前は、
「ちゃんと勉強してから買おう」
と思っていた。だが一向に勉強する気にならなかった。
そこで、
「買ってしまえば強制的に興味を持つだろう」
と思い、早速好きで応援したい会社の株を100株だけ買ってみた(自分なりにリサーチはした)。
だが、それ以降も一向に勉強する気にならない。
そして気づいた。
私は「株をやったほうが良いだろう」と考えているだけで、興味があるわけではないのだ。
それでも「やったほうが良い(どちらかというと、やらないと勿体ない)」という思いはかなり強く、同時に「面白そう」という気持ちもある。
しかし、能動的に情報を細かくリサーチするための「興味」が足りないのである。
・・・致命的かよ。
こんな時はモチベーションを上げる何かに触れる必要がある。
株投資セミナーに参加する、なども手段としてはあるものの、今必要なのはその前の段階の「興味」や「モチベーション」だった。
目次
そして投資漫画「インベスターZ」と出会う
存在は知っていて面白そうだと思っていたが、インベスターZは全21巻ある。
外出も注意が必要な今、漫喫に通い詰めるのもな・・・。
かといって漫画アプリ上で読むにも限界がありそう・・・。
でも絶対面白いし、ためになりそうな漫画なんだよな・・・。
というわけで、とりあえずKindleで1巻から買っていくことにした。
ざっくり「インベスターZ」の内容
「インベスターZ」は、東大受験を目指す「ドラゴン桜」の作者、三田紀房さんの作品。
舞台は中高一貫の男子校。トップで入学した主人公は投資部に強制的に入れられ、メンバーとともに学校の資産である3000億を運用し、8%以上の利回りを生み出すことを目標に日々奮闘することとなる。
この無茶苦茶な設定も面白いが、何よりもお金の考え方、株を売買する時の心構え、日本経済の歴史など、とにかく下手な参考書より為になりそうなことが盛りだくさん書いてある。
しかも面白い。(ここ一番重要)
「インベスターZ」でモチベーションが上がった3つの理由
1. 小手先のテクニックではなく考え方や歴史の話が多いため知識としてかなり面白く、しかも漫画でわかりやすい
「インベスターZ」を読むと、日本では投資の歴史を経たのちに貯金が常識となり、そして今また投資の流れが来ている、という一連の流れを歴史の観点で知ることが出来る。
四季報の読み方を勉強しなきゃ、決算書を見なきゃ、と漠然とto doだけ知っているのと、こうした背景を把握した上で必要性がわかっているのとでは投資の姿勢は大きく異なってくるだろう。
2. 漫画内にちょいちょい出てくるセリフが刺さるし、感心する
例えば・・・
「自分を信じるな。自分の上に法則を置け」
「人間欲を持ったら努力するしかない」
「投資に一番大切なことは、社会の人々を幸福にするために将来どういう問題を解決すれば良いかを想像して、答えを導き出すこと」
「ソシャゲとパチンコはユーザーが近い。だからユーザーがソシャゲに流れている時はパチンコのユーザーが減りやすい」
「みんなが安いと思っている株に、そうではないと異論を展開すること。それが本当の投資!」
3. 漫画内の言葉を読んで、自分なりに考えてみると面白い
株を買うのは良いとしても「何を買うのか」を決めるまでの過程は、難しく辛いものだと思っていた。
ニュースを見て、頑張ってデータを比較して、興味のない企業の情報とひたすら睨めっこして・・・というイメージだったのだ。
しかしインベスターZでは、主人公は本当にごく身近な商品からその販売会社の取り組みに思いを馳せ、投資のヒントを得る。
例えば警備会社のCMを見て、「これは消費者に向けているだけでなく、泥棒の抑止も目的にしているのではないか」など。それをきっかけに企業の情報収集を行い、「ここは伸びるぞ」と考えるのだ。
日常生活で身の回りに溢れているサービス・プロダクトについて、そんなふうに思惑を考えたり思いを馳せてみるのって、めちゃくちゃ面白い。
まとめ
「インベスターZ」を読んで、ただただ「お金を増やす」ために頑張って勉強するのではなく、世の中の動きに興味を持ち、企業がどんな考え・思いでサービス・プロダクトを流通させているのかに思いを馳せるという楽しみがあることを知った。
そうして興味を持った企業の情報なら、開示されている部分は知りたくなる。
「株やりたいけど・・・難しそう」と思ってつまずている人は、ぜひ読んでみてほしい。
ちなみに初めて買った株は、現在コロナの影響で思いっきり下落しており大損するかもしれない (OvO) (投資は余剰金でやるのが鉄則だと改めて実感)
もしそうなってもただでは転ばず、「経験」として今後に生かしていきたい。
P.S. インベスターZでも投資部が麻雀をやっているが、「情報収集や先を読む力で勝率を上げることは可能だが、不確定要素がどうしてもあるため負けることがある」という部分、非常に麻雀と似ていてそこもまた面白い。