最近、「SNS離れ」が進んでいるらしい。
代表的なSNSのひとつにFacebookがあるが、何やら「あれはリア充自慢だ」とか「自分楽しんでます」アピールばかりで見ていてイライラする」といった意見がちらほら出ているという。
確かに私の周りにも、Facebookばかり見てしまって、「他人が何をしているか」という情報を得るのに膨大な時間を使っていることに嫌気が差し、利用を止めた友人がいる。
もちろん退会するのは個人の自由だし、嫌気がさしたのなら利用しない方が良い。
でも私は思う。
やめるのは、ちょっともったいなくない?と。
Facebookには、すでに繋がっている人たちの情報を受け取るだけではない、様々な使い方がある。
新しい人と出会うためのツール
Facebookを利用していると、つながりのある人々から様々なイベントのお知らせがくる。
ふとしたタイミングで、自分が興味のあるイベントに招待されることがよくある。
例えば、旅人オフ会やトークイベントなど。
それに参加をすると、またそこで出会った人々と仲良くなり、Facebookで繋がる。
するとさらに色んな人から、イベントのお知らせがくることになる。
そうやって、どんどん会う人や行く場所が広がっていくことになるのだ。
情報収集・発信のためのツール
多数の人との繋がりを簡単に持てるFacebook。
自分と繋がっている人が、多数の人と繋がり、その中の人も、さらにまた違う人々と繋がっている。
そのため、やろうと思えば何千人・何万人もの人々に自分の投稿を見てもらうことができる。
「○○を探しています」や、「これを手伝ってくれる人募集中です」などといった投稿をしてシェアをしもらえば、他のHPや掲示板で募集をかけるよりも効率的かつ多くの人々に情報を発信できるのだ。
情報収集も同じようにできる。オフラインでいう「聞き込み」が、タイムラインに投稿するだけでできてしまう。
「いいね!」なんて別に押さなくてもいい
「Facebookはリア充自慢の場所」というのは私も納得できる。
なぜみんなこんなに自撮りしたり、友達と楽しそうな写真を取ってすぐアップしたりするんだろう。写真アップしてる暇があったら、友達といる時間をもっと楽しめばいいのに。
と思うことがしばしばある。
もう何年も会っていないし会話もしていないのに、「いいね!」だけはしてくる知人に対しても、嬉しさよりも微妙な感情を抱いてしまう。
まあでもやりたい人はやりたいのだろうし、私のようにやりたくない人はやりたくないのだ。
そういうものなんだ、と思うことにして、私は「いいね!」をなんとなく押したりはしないようになった。
Facebookを続ける理由
私がFacebook利用をやめない一番の理由は、海外の友人との繋がりがあるからだ。
物理的な距離を感じさせないSNSは、離れていてもふとしたときにすぐ連絡が取れる。
あちらにまた遊びに行くときには、メッセンジャーで連絡を取り合うことも可能だ。
それ以外にも、単純に海外で暮らす彼らの生活をタイムラインで見られるのが楽しい。
まとめ
Facebookは色んな利用方法がある。
だから、自慢話の多いタイムラインが嫌いなのであれば、それは見ない。
イベントへの招待が煩わしいのであれば、それは見ない。
「いいね!」ボタンを押したり押されたりが面倒なのであれば、それはやらない。
そういったスタンスで、好きな機能だけを上手に利用するといいと思う。
あくまで個人的な意見だが、「なんかもう煩わしいから止める!」と勢いで退会してしまうには、Facebookにはメリットが多すぎてもったいない気がする。