「会社を辞めて独立したい」と考えている時に読むべき素晴らしい本を見つけてしまった話。

こんにちは。
リモートワークのやり過ぎで、たまの出勤が楽しみになってきたぶきっちょです。

突然だが私にはやりたいことがある。

やりたいと思っていることを、一度やってみること」だ(回りくどい)。

やりたいと思っていることはいっぱいあって、最近だとロングトレイルを何日もかけて歩いてみたいとか、海外のロックフェスに参加してみたいとか、キャンプしたいとかまあ本当に色々だ。

その中でも、「自分の事業」としてやってみたいのがシェアハウス運営。

思い返せば5、6年くらい前からやりたい気持ちはずっとあるものの、トライしようとしては小さくつまずいたり思い切りが足りなかったり、他のことに意識が入ったり、または言い訳ばかりが先に出てしまい実現に至っていない。

そうこうしているうちにあっという間に人生は終わりそうなので、具体的に考え始めようとしている今日この頃。

そんな時にぴったりのノウハウ本に出会ったので、紹介したい。

そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか

見出しが本のタイトルである。

見た瞬間に「教えて教えて」と思った。

著者は数々の事業の立ち上げ・運営を行ってきた山口揚平氏。

小手先のテクニックの詰め合わせなどではなく、ビジネスを始めるにあたっての考え方がわかりやすく書かれている。

「なるほど、そう考えるのか」と思う点が盛りだくさん

詳しくは本書を読んでもらえればと思うが、面白い気づきがたくさんでてきた。

例えば、

実はニートであることはよくできた人生戦略で、比較的豊かな親世代に依存しつつエネルギーを温存しておく冬眠の戦略なのだ

という見方。確かに今の若い世代よりも親世代は比較的裕福だ。

親自身が問題ないのであれば、若者は「もう甘えちゃいけない」と勝手に焦って自分を追い込まないでいいと思う。「これも人生戦略だ!」と思いっきり親を頼り、自分が苦しくない方向に進んで行けたら良いのではないだろうか。

また、

大切なのは「何をやるか」ではなく「どうやるか」

というのも発見だった。自分で事業を始めようとするとき、「実際に需要はあるだろうか…」「需要はあってもお客さんは来るだろうか」と不安は尽きない。「本当にこれをやって成功できるのだろうか。今更時代遅れだし、他のことをやったほうがよいかな」なんて考え過ぎて、結局やりたくないけど儲かりそうことに手を出して挙げ句の果てに失敗してしまったら、悔やんでも悔やみきれない。

「これがやりたい」と思ったら、あと考えるべき大事なことは「どうやるか」の部分。「どうやるか」をしっかり考え抜いて、そこでひと工夫できれば道は開けそうな気がした。(むしろそこで工夫できないと厳しい。)

あとは、

「好き」で食べていくためには、バリュー、システム、クレジットの3つの要素が必要

ベストを尽くして没頭してしまうと周りが見えなくなる。だから常に一歩引いた姿勢で、ベターを積み重ねることが大事

なども、思わずメモしたくなった事柄だ。

まとめ

個人でビジネスを立ち上げたことのある人は大勢いて、それぞれに違ったやり方や考え方がある。そしてどれが正解かは、やってみるまでわからない。

その中でも、「いいな」と思う考え方を盗みつつ、基本的なノウハウは勉強しつつ、自分で実験していくしかないのだろうなと思う。