これで英語が話せるようになる!簡単な勉強法

私は週に1,2回、英語を教える仕事をしている。

英語を学びに来る人の動機で多いのが、「話せるようになりたい!」というものだ。

どの程度話せるようになりたいのかと尋ねると、「日常会話ができるくらい」だという。

日常会話ができるくらい上達するには何が必要か?

簡単だ。

実践である。

 

英語はアウトプットで覚える

私の授業の中では、英会話の場面で使える色んなフレーズが出てくる。

まずは文法を説明してその意味を理解してもらい、それからフレーズをそのまま覚えてもらう。同じフレーズを使って別の文を作る応用練習もする。

これを繰り返せば日常生活程度の英語がペラペラになるか、って?

いや、ならない。というか、なったら怖い。

授業の中でできるのはインプットのみだ。

知識として、英語のフレーズを覚える。言い回しを知る。それしかできない。

それを実際に使ってみる、つまり、アウトプットをしてみて初めて、その言葉が自分のものになるのだ。

 

学んだ英語はどこで実践できるか?

せっかく色んなフレーズを覚えたのに、実践できる場がない、と嘆く人もいる。

仕事で使うわけでもなく、旅行に頻繁に行くわけでもないが、これから英語が必要となる場面があるかもしれない。そう思って勉強を始めた人は、どこでアウトプットをすれば良いだろうか?

方法はいくつもある。

 

  1. 英会話学校に通う

    王道だ。マンツーマンでネイティブと話せるやつなら、間違った英語を話したとしても訂正してくれるし、アウトプットの練習として最適だろう。ただ、費用は安くはないため、お金に余裕がある人のみというのがネックだ。

  2. 英会話サークルや英会話カフェに行く

    リーズナブルに英語を身に付けたいという人は、ワンコイン英会話サークル(500円で参加でき、日本人同士で英語でしゃべる社会人サークル)や、英会話カフェ(カフェに集まり、日本人同士で英語でしゃべる)などに参加してみると良い。ネイティブスピーカーがいるときもあるが、大体は日本人だ。お互いに日本訛りの英語を話すことになるため、リスニングの勉強にはならないかもしれない。が、あくまでも目的はアウトプットなので、スピーキングの練習にはなる。ただし、英会話スクールのように、間違った英語を話していても訂正は期待できない。

  3. 国際交流パーティーに行く

    都内では毎週のように違う場所で開催されている「国際交流パーティー」。参加費は大体3000円で、その名の通り日本人と外国人とが交流する目的で開かれるものだ。

    私が行っていたところでは、日本人は女性が多く、外国人は男性がほとんどだった。そのため恋人探しの場のようなチャラチャラした雰囲気が漂っていたが、大体どこもそんな感じなのではないかと思う。でも中には日本語を学びたくて来ているアメリカ人やカナダ人男性もいたりするので、上手く知り合って友達になれば、そのあとお互いに言葉を教えあうというwin-winの関係が持てる。

  4. ゲストハウスに泊まりに行く

    何気に知られていないが一番おススメなのが、ゲストハウスに宿泊することだ。

    ゲストハウスというのは、簡易宿泊所のことで、一泊2000~3000円くらいで素泊まりができる。個室もあるがドミトリー(相部屋)がおススメ。安く泊まって長く日本にいたい外国人観光客が多いため、共用リビングや寝室ではほぼ英語が飛び交っている。ひとり旅の人も多く、夜になるとリビングでみんなで飲み始めるので、私の場合そこで仲良くなって、帰国後もスカイプで連絡を取り合っている人もいる。「もっと話せるようになりたい」というモチベーションもあがるし、知り合ってしまえばあとは連絡を取るたびに英語のアウトプットができる。

  5. オンライン英会話スクールに登録する

現在スカイプやビデオチャットを通じて講師と会話し、英語を学ぶというオンライン英会話スクールも増えている。講師はアメリカ圏・イギリス圏の人もいるが、安いスクールだとフィリピン等アジア圏の講師だったりする。ひと月数千円で利用できるなどリーズナブルなため、一度試しても良いかもしれない。

ちなみに私にはあまり合わなかった。安いところを選んで利用したのだが、講師が毎回変わる(タイミングが合えば同じ講師も選べるが、他の人の予 約が入っていたりして選べないことが多かった)ため、自己紹介など同じことを毎回やって飽きてしまったのだ。だったら、ネイティブの知り合いを作ってスカイプで話した方が断然安いし楽しいと思う。

自分に合った方法を模索しよう

パッと思いついた方法を5つ挙げてみたが、どれも人によって向き不向きがあると思う。

一番大切なことは「続けること」だ。途中でやめてしまったらそれまで勉強していたことがパーになってしまう。

そのため、面白そうなものを試してみて、その中で継続できそうなものを続けていって欲しい。