『組織にいながら、自由に働く。』を読んで「ワクワクすることをやろう」と改めて思った話

こんにちは。
週末の楽しみが大体ポケモンGOのぶきっちょです。

最近『組織にいながら、自由に働く。』という本を読んで感銘を受けたので感想をまとめておこうと思う。

組織にいながら、自由に働く

この本は、楽天で勤怠自由・仕事内容自由の正社員をやりながら自らの会社も持ち、さらに個人事業主として横浜F・マリノスとプロ契約も結んじゃったりする最強の自由人・仲山さんが書いた本だ。

「仕事の不安が夢中に変わる」という表紙の文言に惹かれ、思わず読んでしまった。

思うような働き方ができていないときのモヤモヤの正体とは

この本によると、思うように働けずにモヤモヤしているときの正体はずばり、不安か退屈、だそうだ。

自分の能力よりも挑戦が高すぎると不安が大きすぎてモヤモヤし、挑戦が自分の能力を大きく下回っていると退屈すぎてモヤモヤするらしい。つまり、ほどよい挑戦が夢中になって仕事に取り組める鍵となる。

私が以前大きな企業に勤めていたとき、まさにずっと「退屈すぎてモヤモヤ」していた。

新卒で入ったばかりの頃は挑戦状態だったのでまだ良いが、次第に挑戦するという姿勢も忘れ(ここで仕事に意義を見出し挑戦できる人は、大企業でも出世していくのだろう)、しかし辞めるのは不安で動けないという闇の状態。

その闇の状態からそのまま病みの状態へ。(うまい!)

本書には、「レールから外れたらいけない。と思っているとこの退屈ゾーンから抜けられないが、実はレールから外れてもなんとかなる。それどころか良い方向にいったりする」といった話も書かれている。

生まれてこの方「レールから外れたらいけない」と思っていた私は、病みの状態をきっかけにレールから外れることになった。

そこからの1年間のニート生活を経て、現在の少人数IT企業勤務となったわけだ。

結論から言えば、「レールから外れてもなんとなかる。それどころか良い方向に行った」と感じている。

「退屈だけど、辞めるのは不安」という(私にとっては)地獄のような状態と比較すると「挑戦できるし、ここでスキルを磨けば他所でも強みになる」と感じられる今の状態の方がずっと良い。

仕事に夢中になるための3条件

仲山さんは、仕事に夢中になるための条件は3つあると言う。

一つ目は、「やりたい」こと
二つ目は、「得意」であること
三つ目は、「喜ばれる」こと

このどれか1つが欠けていても、仕事に夢中になることは難しいとのこと。

例えば私が「ブログが書きたい!」と思ったとして、得意でなかったら続けるのは困難だ。

逆に得意で誰かに喜ばれたりしても、「やりたくない」と思っていたらただ苦しいだけだ。

私が「ブログが書きたい」と思っていて、書くのが「得意」で、読んだ人から「面白い記事をありがとう」と感想がもらえる。

たしかにそのフローが出来ていれば、自然に続いていくだろうと思う。

これから取り入れたいこと

本書には他にも、

-緊急性はないけど重要なことを取り入れてやる

-お金にならないけどワクワクする仕事を2割やる

-軸となる強みが確立することで、苦手なことわんやらなくても周りが喜んでくれるようになる

など、これからやっていこう!と思える面白そうなTIPSが色々と書かれている。

「しなければならない」仕事をするのではなく、「自分がやりたい」と思う仕事をしていくための技のようなものだ。

まとめ

この本を読んで、実際に自分が「好き・やりたいこと」「嫌い・やりたくないこと」をスプレッドシートにまとめてみた。すると飛び抜けて得意なものというのはないのだが、「今の組織の中では私が一番楽しんで良い仕事ができそう」という項目がいくつかあるので、今後そこをブラシュアップしていきたいと思う。

「不安」と「退屈」を行き来するだけでなく、「楽しんで」仕事がしたい、と言う方にはぜひ一読して欲しい。