東京育ちのアラサー女が新潟に移住したら、早速洗礼を受けた話

こんにちは、4月からニートデビューをしたぶきっちょです。

おととい、新潟県十日町に引っ越してきた。

桜がほぼ満開になっている東京から、まだ雪が残る十日町へ。

初めて都会以外で暮らすことになる私の心境といえば、カナダに留学する前とほとんど同じ感じだ。

ガラッと変わるであろう新生活に対して少し不安もあったが、行く直前になったらほとんどワクワクのみが残っていた。

いざ、ギルドハウス十日町へ

これから住むシェアハウス「ギルドハウス十日町」には、すでに2回ほど遊びに行ったことがある。

ゆるい雰囲気で、住人やビジターや旅人がごちゃ混ぜで暮らしている。

「シェアハウス暮らし」というよりも、「大家族暮らし」と表現したほうが合っているかもしれない。

場所も市街地とは少し離れた集落にあるため、嫌というほど田舎暮らしが味わえるだろう。

大嫌いな都会の雑踏を後にし、私は新潟に向かうべくバスに乗り込んだ。

六日町のバス亭の罠

最初の洗礼は、バス停で受けることとなった。

六日町で長距離バスを降り、そのまま六日町駅からローカル線でシェアハウスの最寄り駅まで行く予定なのだが…

バス停でどんなに周りを見渡しても、六日町駅がない。

え、バス停って駅の近くにあるものだよね?そうだよね…。

長距離バスを降りた他の人達は、バス停の近くに停めてあった車に乗り込んでいる。

…不安が募る。

東京行きのバスを待っている3人組がいたので、駅の場所を尋ねた。

「方向はあっちだけど、歩いていく人は見たことないよ」

無情にもおっちゃんがそう言い放った。

「あ、でもジャスコからバスが出てるよ。あそこの通路から行けるはず」

おっちゃんが天使に見えた。

おっちゃんにお礼を言い、通路に続く階段を下りる私。

しかし。

階段を下りた先は、雪が積もっていて通り抜けができない状態だった。

はいはい、ダンジョンダンジョン。

半ばやけになりつつ階段を上がり、再びバス停の周りをウロウロしていると、後ろから来た車に声を掛けられた。

運転席にはさっきのおっちゃんと、その奥さんらしき人。

「迷ってるなら、駅まで送ってこうか?」

おっちゃーーーーーん!!

どうやら二人は息子を見送りにバス停まで来ていたらしく、これから十日町に戻るところだという。

ありがとうおっちゃん。

これからは、駅とバス停は必ずしも隣り合っていないということを覚えておくよ。

なんとかギルドハウスに到着

そんなこんなで、なんとか到着したギルドハウス。

積雪がひどかった1月とはまた違い、すっきりした感じの外見になっていた。

girudo

新しい部屋

到着すると住人のひとりが、私を部屋に案内してくれた。

想像より広い!
畳だ!
窓もある!

荷物を置き、テンションMAXで窓に駆け寄った私の目に、

とんでもないものが飛び込んできたのだった。。。

いきなりのラスボス

窓のガラスに2匹。
隣の棚に3匹。
天井に1匹…あ、2匹…いや3匹…、えーとあれも…?

ここは空室ではなく、カメムシという名の先住民がいたのだった。

進撃のカメムシ

私は虫が嫌いだ。

いくら住人のオーストラリア人が「カメムシはTOMODACHIだよ☆」とか言っていても関係ない。

見た目と動きと臭いがだめなのだ。どうしようもない。

なんとか駆逐しなければ。

ほうきとチリトリでいくら戦っても、あいつらは気付くとどんどん出てくるのだ。

隙間という隙間からワラワラと…。

本気で悩んでいると、そこはさすがのギルドハウス。

どうやら、カメムシを捕獲するための道具があるらしい。

早速貸してもらうことに。

girudo2

・・・。

fly-goodbyeというネーミングに一抹の不安を覚えながらも、やり方を教わっていざ実践。

先端をカメムシに近づけて銃を撃つと、筒が飛び出てその中にカメムシが吸い込まれる仕組みらしいのだが…

・・・何度やっても、カメムシをただ弾き飛ばすだけで終わる。

kamemusi

fly-goodbyeよ…グッバイ。

というわけで到着の翌日、私は市街地に行って隙間を埋めるための材料を購入。

可能な限り隙間を埋める作戦を決行したのだった。

滞在三日目

今日で滞在三日目。

隙間を埋めた効果か、今日は天気が良くないせいかわからないが、カメムシの発生量は昨日の半分以下だった。

このまま保ってくれるのか、それとも天気が良くなれば元の状態に戻るのか…。

答えはまだ、わからない。ふう…。

まとめ

せっかくギルドハウスに引っ越しをしたというのに、カメムシのことばかり考えていたのではもったいない。

もっと他に色々やることあるでしょ!

と自分でも思うのだが、とにかく寝床をちゃんとしないと気が済まない。

安心して眠れる場所を確保してようやく、心の平穏というものはやってくるのだ。キリッ

とにかく今は、カメムシの発生量を減らしつつ、残りとはなんとか仲良くやれるように適応していきたい。

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