どうも、ぶきっちょです。
みなさんは、「麻雀」という素晴らしいゲームを知っていますか。私は今、それにハマっています。
女が麻雀してるのかっこいい!
私が初めて麻雀に心を奪われたのは大学生のとき。
まだハタチそこそこのピッチピチのギャル(死語?)だった当時の私は、大学に友達もいないため家でアニメを見ていることが多かった。
そう、大学に友達はいなかった。ここは大事なところなので二回言っておく。
夜も遅くまで起きて、深夜アニメをなんとなく見る生活。
その中で、出会ったのが『咲-saki-』というアニメだ。
「麻雀部」の女子高生が、切磋琢磨しながら全国大会を目指す!という、萌え系青春アニメ。
その麻雀シーンはまるでドラゴンボールのような激しさで、麻雀牌が飛ぶは光るは、キャラがサイヤ人みたいになるはで、ルールがわからないながらも見ていて全く飽きなかった。
そして、
「麻雀してる女子かっこいい!!」
と感化され、気付いたらamazonで麻雀入門本を注文していたのだった。
ドキドキ!初めての雀荘
ルールを覚えてからしばらくは、両親と三人で麻雀を楽しんでいた。しかしやはり「四人麻雀が打ちたい!」と思い、雀荘に行くことにした。
前述通り大学には友達がおらず、高校の友達も少なかったのでセットは組めない。
フリーで行くしかなかった。
ただ私は、煙草が大の苦手であるため、禁煙のところを探してみた。
そこで「健康麻雀」として雀荘をやっている店をいくつか発見。
緊張しながらも入店し、フリーデビューを果たしたのだった。
雀荘というと、煙が充満していて、怖いおにーちゃんやおっさん達が「ちくしょー」とか言いながら麻雀を打っているイメージが大きかったのだが、そこは全く違った。
「健康麻雀」志向のためか、おじーちゃんやおばーちゃんが多い。見た感じ70歳過ぎのようなばーちゃんが、「ロン、メンタンピン三色」とか言いながら牌を倒していた。そして対面のおじーちゃんが、「あちゃーやられたー」とか言いながら笑っている。
そんな、なんかいい感じの雰囲気の雀荘だった。
そしてアラサーに
大学時代は、結局その雀荘によく通うようになった。じーちゃんばーちゃんに可愛がられながら、毎週のように楽しく麻雀を打っていた。
だが社会人になってからは行かなくなり、麻雀もしない生活になった。
早10年。
なぜ今になって麻雀熱がぶり返したのかというと、ある知り合いの誘いがきっかけだった。
「友達の家で麻雀会やるけど来ない?」
友達の少ない私にも、タイミングによってはこんな声がかかることもある。
麻雀なんて久しぶり過ぎて点数計算大丈夫かな、とか思いながらも、ふたつ返事で了承。
10年ぶりの麻雀に身を投じることとなった。
麻雀というコミュニケーションツール
麻雀会は、当たり前だが知らない人ばかりだった。
9人くらいが集まり、適当に交互に休みながら打つというゆるい雰囲気。
基本的に人見知りの私は最初緊張しており、他の人も私に対して当たり前だが他人行儀だった。
だが、麻雀が始まるとすぐに変化が出てくる。
4人で卓を囲み、向き合って進めるからなのか、徐々に謎の親密感が生まれてくるのだ。
「あー、どうしようかなー」
「え、もうテンパイですか」
「いやー欲しいのが来なくてね」
「私の親なんでまだ流さないでくださいよ~」
「どうしようかな(笑)」
などといった雑談が自然と発生し、まるで何年も前から知っている仲間と打つかのような感覚でゲームが進んでいく。
私が麻雀を好きな一番の理由はその点だ。
人と打ち解けるのに、麻雀以上に素敵なコミュニケーションツールはなかなかないと思う。
麻雀をやっていると「素」が出る。打ち方によってその人の性格がわかる。
例えば私は直観を信じる割に、チキンな部分があるため、「押すべきとき」に「引っ込んでしまう」ということが日常生活でよくある。麻雀でいえば、自分も戦える手牌を持っているのに、他人のリーチのベタ降りてしまう、など。半荘でその人の生き方や性格が垣間見られるのが本当に面白い。
そして世界が動き出す
この麻雀再熱をきっかけに、なんだか面白いことが起きている。
その家の人とまた麻雀をやる約束をし、それとは別の人とも「面白麻雀企画」をやろうということになったのだ。
詳細は決まっていないが、色々な人を巻き込み、麻雀の楽しさを伝えるというイベントを開く予定だ。
人気が出たら継続していくかもしれない。
これから麻雀を通して、色々な人と出会い、色んな事をしていくのが楽しみでならない。