3年ぶりにバンクーバーに来て感じたのは、喜びよりも寂しさと切なさだった。

こんにちは。

出発前日は飛行機に乗る恐怖で荒ぶっていましたが、無事に宿に着き、文字通り地に足が付いている穏やかさでこれを書いてるぶきっちょです。

東京とバンクーバーの時差は16時間ある。

これを書いている今は22時だが、東京は次の日の昼の14時ということだ。

今朝到着して、夕方に昼寝をしたのが良かったのか、時差ボケはあまり感じていない。

寝る前に、今日一日ダウンタウンを歩き回って感じたことをまとめておこうと思う。

ジメジメのジの字もないバンクーバー

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ジメジメのジの字もない、ってなんか語呂がいいね。はい。

まな板の上の鯉と化して機内で大人しくしていた8時間が過ぎると、迎えてくれたのはバンクーバーの気持ちの良い晴天だった。

日差しは強い。

だから普通に暑いのだが、日本のようなベタベタしてあっという間に体力を吸い取っていくような湿気がない。

日本の気候が生き辛いと感じている人がいたら、絶対に来てみるべきだと思う。

3年ぶりにバンクーバーを歩いて感じたのは、意外なことだった

飛行機が着いた瞬間は、

「本当にまたバンクーバーに来たんだ…!」

という感動があったが、いざ外に出て歩き始めると、

「そうそう、こんな感じこんな感じ」

「ここにこれがあるんだよね。うんうん」

「あ、ここ変わってる!おおー進化してる」

みたいな、感動というよりは感心。それもなんか分析している感じになってしまっていた。

街中もちょこちょこ変わっているところはあるし、新しいお店を見つけるのも面白いし、よく行ったお店に立ち寄るのも楽しい。

それでも、

「うわあああバンクーバーだあああああ!ひゃああああ!」

みたいにはならないんだなー、というのが自分でも意外だった。

留学時代と同じようで全く違うバンクーバーの街

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1年ちょっと住んでいて、楽しいことも辛いこともバンクーバーの街で色々体験してきた。

雰囲気も人も好きで、思入れだって強い。

それなのになぜ、思ったよりも感動が弱めなのか?

それは、

留学時代と今とでは、私の状況が違うからだ。

ダウンタウンを歩けば大体学校の知り合いとすれ違い、週末の空いた時間には海やナイトマーケットに行き、平日は朝から夜まで授業と勉強に明け暮れていたあの頃。

そんな状況の中の私から見るバンクーバーと、

会社を辞めて「これからどうしよう?」と模索していて、時間もあるし丁度良いと3年ぶりに観光で訪れている私からみるバンクーバー。

同じなわけがない。

それなのに同じテンションで見てしまうと、

「あの頃いたみんなは、ほとんどそれぞれの国に帰ってしまったんだな…」

「この学校で一日中勉強してたな…そういえばあの時も友達が一緒に…」

「〇〇達とバンクーバーアイランドにも行ったなー」

とか、

もうね。懐かしさと寂しさと切なさだらけ。

いやもちろんそれを感じるのも良いのだが、それで終わるのではなくて、

もっと今を見たい。

今の自分はバンクーバーをどう見るのか?という問い

留学時代に色んなことを経験し、色んな価値観や文化に触れたから、今の自分がある。

じゃあ、日本に帰ってから3年経った私は今、バンクーバーに来て何を思うのか?

懐かしがって「あの頃は楽しかったなー」じゃなくて、新たに何を感じて、それからどうしていくのか。

今回の旅で見たいと思っていたのは、そこのところだ。

まとめ

バンクーバー到着後に真っ先に行ったのは、Bonchazというベーカリーカフェ。

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個人的には、ここのコーヒーが街の中で最強に美味しい。

あまりに美味しいので、コーヒー豆を売ってもらえないか訊いてみようと思っている。

街を散歩したあとの夕飯は、カリフォルニアロール。

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早速寿司かよ!とツッコまれそうだが、日本でカリフォルニアロール食べないし、なんかクセになる美味しさなのだから仕方がない。

というわけで1日目は、懐かしがって終了した。

基本的に2週間懐かしがり続けるとは思うのだが、その中で新しいこともしていきたい。