数年前から人気を博している、「リアル脱出ゲーム」。
ひとつの場所に数名のプレイヤーが集まり、暗号や謎を解いてその部屋から脱出をする、という体験型謎解きゲームだ。
現在では様々な設定やストーリーが付加され、牢獄から脱出するものや、進撃の巨人や名探偵コナンとのコラボなどもある。
色々ある中、今回私が参加してきたのは『Escape from The RED ROOM』。
赤い部屋から30分以内に脱出せよ!というシンプルなものだ。
これがまた、鳥肌が立つくらい面白かったのである。
プレイヤーは6人!
このゲームは6人一組となって、協力し合って部屋から脱出をするものだった。
私は数少ない友人のひとりと2人で参加。待ちあい室で待つ。
他には、女性3人組がいる。
そして、遅れてもう1人女性がやって来た。3人組の知り合いではなさそうだ。
リアル脱出ゲームに一人参加をする、という発想はなかったため、少し驚いた。
気の合う友達とワイワイ話し合って楽しむゲーム、と思い込んでいたからだ。
なにはともあれ、今回のチームメンバー全員が顔を揃えた。
1人参加の強者
リアル脱出ゲームではネタバレが禁止されている。
禁止されていなくとも、こんなに面白いゲームはまっさら状態で実際に体験して欲しいため、内容に関しては一切触れないでおく。
ここで書けることは、一人参加の女性がめっちゃいい仕事をしてくれたということだ。
「ここにこんなものが!」
「こうしたらどうでしょう?」
「ちょっと待ってください」
などなど、みんなが悩み始めたときにすかさず動くのが彼女だった。
自然と出来上がる謎の一体感
初めて顔を合わせる者同士が同じ部屋に入れられ、同じ目的を共有する。
制限時間は30分。
たったそれだけで、こんなにも結束力が生まれるのか、と感動した。
そこには、「みんなで脱出をする」という目的の共有の影響も大きいが、時間制限も大きいと思う。
時間がないから、初対面だろうと気を遣っていられないのだ。
だからまるで最初から友達に話し掛けるみたいな距離感にならざるを得なくなる。
開始直後こそ敬語だったが、段々焦るにつれて「これってあれじゃない?」「あ、じゃあそっちお願い!」みたいになっていた気がする。
3人組の女性も、3人だけで盛り上がるなんてこともなく、みんなバラバラになって周りと情報共有に努めていた。
みんないい感じに必死で、理由もなく頑張っている感じがなんか良かった。
脱出失敗!でも謎の満足感
結局脱出はできなかった。
1時間あればできたと思うが、それだとみんな脱出できてしまうので、上手な時間設定だと思う。
ゲーム終了後には、スタッフがちゃんと解説をしてくれる。
話を聞いていると結構惜しいところまでいったのだとわかり、悔しがる一同であった。
1人参加の強者と仲良くなる
帰り道、1人参加の強者と一緒になり、色んな話をした。
東京在住ではないが、ちょくちょく遊びにきているという。
また今度リアル脱出ゲームで会う約束をし、その日は別れた。
まとめ
今回の経験で、リアル脱出ゲームは友達と参加しなくても楽しめることがわかった。
むしろ、1人で参加してリアル脱出ゲーム仲間を増やしていったら楽しいのでは、と思う。
「友達と予定が合わなくて」「友達がいなくて」といった理由でリアル脱出ゲームの参加を断念している方がいたら、思い切って1人参加することをおススメする。
【カナダでもリアル脱出ゲームをやってみた!】
⇒『その名も出XIT!カナダでリアル脱出ゲームに挑戦したら、クオリティが高すぎた件。』