こんにちは。
まだ梅雨入り前だというのに暑すぎてかき氷ばかり食べているぶきっちょです。
毎年のことだが、夏になると髪をちょっと明るめに染めたくなる。
もう2年くらい黒髪生活を続けている気がするので、そろそろ染めてみよう。
ついでに髪もカットしよう。
さて、どんな髪型にするか・・・。
これを考えるのがまた面倒なのである。
勝手なイメージだが、女性であれば「どうしようかなーわくわく♪」みたいなノリで自分に似合いそうなヘアスタイルを雑誌やネットで調べるのだと思うのだが、私にとってはそれがまた面倒なのである。
とりあえず暑いから切りたい(ざっくり)。
いっそのこと美容師さんに「おまかせで」と言ってみたら良いのではないか?
はじめましての美容師さん
人生初の「おまかせ」の舞台だが、まだ1回しか行ったことのない美容院だ。
前回行った時はカットだけしたのだが、落ち着いた雰囲気で居心地も良く、仕上がりも良い感じだった。
今回の予約時にあえて指名はしなかったため、「誰になるかな」と思いつつドアをくぐると…前回とは違う、小麦色の肌をした健康そうなお兄さんが立ちはだかっていた。
面倒なら頼んでみよう「おまかせで」
「今日はどうしますか?」
見た目はイケイケだけれど、捨て猫を見つけたら放っとけなそうな雰囲気が滲みてでいるお兄さんが私に尋ねる。
「そうですね…」
よし。言うぞ。
おまかせって言うぞ。
はっ、でも待てよ。。馴染みの常連客ならいざしらず、初見のアラサー女にいきなりおまかせされても、変なプレッシャーを与えてしまうのでは…。
そして私としても、おまかせをして見た目がイケイケな兄さんにイケイケなアフロヘアーにされる可能性を考えると不安で言葉が出てこない。
「そうですね……そうですね…」
バグみたいになってるアラサー女を、イケイケな兄さんが暖かく見守っている。
私は勇気を振りしぼった。
「お…おまかせって、言われたら困りますよね(苦笑い)」
これが今の私の精一杯だった。
もはやリクエストでもなければ「できますか?」という質問でもない、逃げ場の確保に最大の重点を置いたこの発言と無意味な苦笑い。
そんな私にお兄さんが答える。
「あー…。まあそうですね」
ですよね!!!!!
結局こうなった。
そのあとお兄さんは不憫に思ったのか、
「いやでも、おまかせって言う方もたまにいますよ」
とフォローしてくれた。
「ただその場合も、切りながら『ここ段入れちゃって大丈夫ですか?』とか聞くと『あ、段はあまり入れたくないんです』とかこだわりがあることが多いので、基本希望を聞くようにしてます。」
なるほど。
「まあ、あれと似てますよね。『何食べたい?』って聞いて『なんでもいい』って言われたから『じゃあラーメンにしよっか?』『えーラーメンはやだ』みたいな」
なるほど。……すみません!!!!!
と言うわけで結局、
「あ、あまり重くしないでください」
「あ、前髪は流す感じにしたいです」
「あ、普段そんなにスタイリングしないのでそれでもまあ整う感じで」
と散々うるさく希望を言ってしまったとさ。
まとめ
何が「変化なんて恐れない」だ!
と言われるかもしれないが、変化を恐れる気持ちは生物が生き残るために本能的に備わっているものなのだから、恐れて当然なのだ。
結果的にイケイケのお兄さんと私の意見出しにより、良い感じの新たなヘアスタイルが実現したのだから、それでいいのだ。
まあ「アフロでもなんでもこい!」という覚悟を持った暁には、「おまかせで」をやってみたいと思う。