こんにちは、ぶきっちょです。
3日前から、ひとり旅で沖縄に来ている。
疲れた心が沖縄の海を欲していたため、年明けには航空券を確保していた。
しかし、飛行機に乗る日が近づくにつれて、どんどん気持ちが重くなっていく。
そう、私は飛行機がとても苦手だった。
目次
私が飛行機を嫌いな理由
気が付くと、飛行機を怖いと思うようになっていた気がする。
幼いころに胴体着陸を経験したとか、そういう直接的なトラウマ体験は一切ない。
初めて乗ったのは中学の時だが、そのときにすでに「怖いな」という気持ちがあったような気がする。
その「怖い」気持ちに拍車をかけたのが、実際にあった航空機事故のニュースやドキュメンタリー番組だった。
「見なけりゃいいのに」と言うかもしれないが、なぜか気になって見てしまうのだ。
映画化したものに関しては、自らレンタルしてまで見る始末だ。
そんなこんなで、私の中で飛行機は「いつ落ちるかわからない危険な乗り物」というイメージが確立されていったのである。
飛行機に乗るときの症状
飛行機にいざ乗ることになったときは、以下のような症状がでる。
搭乗1週間前
・心の底から笑うことができなくなる
・今をかけがえのない時間として大切にし始める
・周りの人に優しくなる
搭乗前日
・震えながら持ち物の準備をする
・遺書を準備しておくべきか思案する
・到着後のことなど想像もできないため、旅の計画などに思いは馳せない
搭乗直前
・最後に美味しいものを食べておこうと、空港のレストランで値段を気にせず食事する
搭乗時
・乗ったらすぐに安全のしおりを読み、救命胴衣と非常出口の位置を確認する
・手汗が止まらなくなる
・神に祈りだす
・機長からの挨拶時に名前を覚えておき、心の中でエールを送り続ける
とまあやることがたくさんあるため、優雅に本を読んだりすることはまず不可能だ。
国内便ならまだいいが、国際便だとフライト時間が12時間とか優にあるため精神的に消耗が激しい。
そして無事に目的地に到着した時は毎回、
「奇跡だ!ありがとう!」
という気持ちになり、そこからようやく私の楽しい旅が始まるのだった。
飛行機の恐怖を克服するには?
私が飛行機に乗るたびに「怖い怖い」と漏らしているため、周囲から様々なアドバイスをもらう。
その中でも、効果があったものを紹介したい。
「まな板の上の鯉」、と腹をくくる
飛行機に一度乗ったら、もう「まな板の上の鯉」状態。
あれこれ心配するという悪あがきはやめて、心安らかに到着を待つことに集中する。
「私は鯉。私は鯉。待つしかないんだ」と心の中で唱えていたら、いつの間にか目的地に着いていたことがある。
余計怖いわ!と思う人もいるかもしれないが、諦めることで意外と余裕ができたりする。
「飛行機が墜落する確率は非常に低い」という事実を冷静に思い出す
統計的に、飛行機事故に遭遇する確率は極めて低く、「毎日乗っても400年に1度の確率」と言われているらしい。
パニックになりそうになったときは、この確率の低さを冷静に思い出すことで、手汗をかきまくっている自分を客観的に見て落ち着きを取り戻すことができる。
オリジナルの克服法
私がオリジナルで考案した克服法も紹介したい。
- 座席はできれば後方部分を選ぶ
- 窓側の席を指定する
の2つだ。
ひとつ目の「座席は後方部分を選ぶ」理由は、万が一飛行機が落ちたときには、後部座席に座っている人の方が生存確率が高い、みたいなことを聞いたことがあるからだ。
そもそも落ちないで欲しいのだが、後部座席にいる事実は気休め程度にはなる。
ふたつ目の「窓側の席を指定する」理由は、飛行の様子を自分で把握できるからだ。
通路側にいると窓の外が見えないから、飛行機が揺れたときや、エアポケットに入ってヒュッと一瞬落ちたとき(胃が縮むよね)など、不安感が大きくなりやすい。
窓の外が見えれば、体で感じているほど降下していないことや、心配するほどの揺れではないことが確認できる(「翼めっちゃ揺れてるじゃん!あ、でもこの位なら前もあったな」みたいな)。
まとめ
旅先でも、「飛行機苦手なんだよね」と言いつつ旅行大好きな人に出会うことが珍しくない。
乗ると決めた時から憂鬱は始まるし、大げさではなく決死の覚悟で毎回乗ることになるのだが、旅は諦めたくない。
飛行機を諦めても旅はできるが、行動範囲が狭まってしまう。
あなたが同じように旅好きだけど飛行機が怖いのであれば、上記の方法の中に克服のヒントを見つけてくれたら幸いだ。
今後も自分なりの克服法を探りつつ、良い旅をしていきたいと思う。
飛行機は独特の怖さがありますよね。機体が大きく揺れたりするとドキっとします。
コメントありがとうございます!
本当そうですね。機体が揺れる度に頭が真っ白になります。。