ニコニコ動画自体は、最近あまり見ていなかった。
しかしあるとき別の動画サイトで、「超会議オープニング中曽根ティーチャー」的な映像を見つけた。
瞬間、「超会議行くしかない!」とチケット予約をしたのだ。
ニコニコ超会議とは?
超会議は、株式会社ドワンゴが主催の年に1度のお祭りである。
「ニコニコ動画を地上に再現する」というのがコンセプトらしい。
ニコ生主、ユーザー、芸能人、コスプレイヤー、演奏家などが幕張メッセに大集合し、「超踊ってみた」「超演奏してみた」「超アニメエリア」「超コスプレひろば」など、様々なイベントブースで盛り上がる。
中には、「自衛隊ブース」「超言論エリア」「JALブース」などもあり、ジャンルにとらわれず幅広く楽しむことができる。
私は今年初めて行ったのだが、まさに「ニコニコ動画がリアルになった!」という感じだった。
普段は顔の見えないユーザーが、同じ空間に集まって同じように楽しむ超大規模オフ会ともいえる。
何のために行くのか?
目当ては人それぞれ。
好きな生主を見に行く人、コスプレひろばで盛り上がりたい人、ゲームエリアでゲームしたい人、雰囲気を楽しみたい人。
私の場合は、超音楽祭に出演するでんぱ組を目当てにして行った。
開場(10時)の30分前に到着したのだが、その意識は甘かったようで、並びに並んでようやく入場できたのが11時半くらい。
「やばい。でんぱ組が!」と思いながら、早歩きで超音楽祭のエリアに向かう。
地図を見ると一番奥にある。
必死の形相で早歩く(走らないでくださーい、とスタッフが言っているため)。
ステージが見えてきた。なんと、そこにはでんぱ組6人の姿が。と思いきや。
「どうもー!でんぱ組.incでした!ばいばーい」
そう言って彼らは舞台から離れていった。
私は体から目から汗だらけだった。
目当てが速攻で終了したため、友人と超休憩所で合流して昼ご飯に。
「あんこ入りパスタライス」が売っているのには笑った。
そのあと、ブースを一通り周り、超音楽祭エリアに再び戻った。
航空中央音楽隊の「檄!帝国華撃団」の演奏にリアルに涙し、ひろゆきビールを飲み、コスプレイヤーと写真を撮り。。。
幸せな時間が流れた。
こんなところが良い!
まず、チケットが安い。前売り1500円、当日2000円。
こんな安くて、幕張メッセを貸し切った楽しい空間に参加できるイベントは、ニコニコ超会議くらいではないだろうか。
ほんとに気軽に行けるし、全部回らなくても(回りたくなるものだが)見たいエリアだけ楽しんで帰っても良いという自由度がいい。
こんなに様々なブースを出して、芸能人(松岡充や、金爆、でんぱ、小林幸子など)も呼んでいて、よくこの安さで開催できるな、と思った。
帰宅後調べたところ、年々赤字だという噂が。
赤字なのに毎年こんなイベントが。
ビジネス一色ではないドワンゴの姿勢に心を打たれる。
改善した方が良い点
改善した方が、と思ったのは、飲食ブースの少なさだ。
ニコニコオリジナルフード・ドリンクがいくつかあったが、品切れになるのは早いし、毎回長蛇の列に並ぶことになる。
もっと飲食店を増やした方が参加者も嬉しいし、売り上げも伸びるのでは。
まとめ
ニコニコ超会議をひとことで表すなら、「大人が本気を出した文化祭」だ。
様々な技術を持った大人がくだらないことを本気でやる。
そこから生まれる謎の感動が私は大好きだ。
幼い子供たちも来ていて、目を輝かせながら走っている姿は非常に微笑ましかった。
私も子供ができたらニコニコ超会議に連れて行こう、と決意する(いつになるのやら)。