アラサー女が生まれて初めて会社を辞めてみる話【ニート誕生】

 

こんにちは、ぶきっちょです。

私は去年の12月から会社を休職しており、ここ数か月は、

「これからどうしようかなー」

と考えながらひたすら旅をしたり、人に会ったりしていた。

そしてついに昨日…

会社を辞めたい旨を伝えに行ったのだった。

ああ、踏み出すまでが長かった。。。

悶々と悩む日々に終止符を打ったばかりの今、せっかくなので心境だけでもまとめておこうかと思う。

なんで会社を休んでいたか?

精神的に追い込まれてしまったため。
会社を休むまでの日々について、詳しくは近々まとめていくつもりだ。

会社を辞めるかどうかの葛藤

休職した先にあるのは、復帰するか、そのまま辞めてひとまずニートになるかという2つの選択肢だった。

会社を辞めるという恐怖

まずは会社を辞めることについて考えてみた。

辞めるのは簡単で、気まずさはあるが、「辞めます」と言えばいいだけの話。

これだけなのだが、大学を卒業してから今までずっと同じ会社で働いていた私にとっては、かなりハードルが高い。

「会社を辞める」という行為が未知の世界すぎるのだ。

今の会社を辞めてしまったら、何の技術も身についていないアラサーの私が再就職できる保証なんてないし。

今まで会社が負担してくれていた社会保険料は自己負担となり、税金の手続きなどもすべて自分任せになるし。

何も考えずにただ仕事をしていれば人並みの生活ができるぬるま湯の世界から、一気に誰も守ってはくれない荒野に飛び出す感覚。

全てが自分の責任。

そんな世界で本当に自分はやっていけるのか?

ホームレスになるんじゃないか?

病気になったらどうしよう?

結局精神的にも肉体的にもボロボロになって終わるのでは?

「会社を辞めるという恐怖」は、考えれば考えるほど膨らんでいく一方だった。

会社を辞めないという恐怖

休職してから体調は良くなったため、復帰も可能といえば可能なのだった。

でもまあ、絶対にくり返すだろうな。

と思う。

現在体調が良くても、同じ環境に戻ったら同じ心理状態に戻ることは想像に難くなかった。

追い詰められたらまた休めばいいじゃん?という考え方もあるかもしれないし、大きな会社なので制度上それも可能だ。

現在復帰できそうなところまで回復したのであれば、一度職場に戻って様子を見るというのは冷静でアリな判断だろう。

メンタルを理由に休職していた人に対して、有難いことにうちの職場はかなり優しい(そんな良い職場でどうして病んだのかは、また後日)。

復帰したほうが経済的に安定するし、無理をする必要もないから精神的にも安心だろう。

頭ではわかっていた。

わかっていたのだが、

私の人生、本当にそれでいいのか?

復帰したほうが経済的に安定するし安心するから復帰して、でも全く興味のない仕事でまた病むだろうから、そしたらまた休職して…

で、それ何年続けるの?

5年後、自分は成長してるの?

10年後、その選択に後悔はないの?

そのままいくと身動き取れなくなるんじゃないの?

そう考えたら、「会社を辞めないという恐怖」に襲われた。

会社にしがみついて、やりたくもない仕事で自分の時間がひたすら削られていく恐怖が、そこにはあった。

決断

会社を辞める辞めないの葛藤は、意外に長引く結果となった。

心はとっくに「辞める」と答えを出しているのに、頭が「不安」を作り出して悶々とする状態。

「不安は人間の生存本能だ」という話もあるから、無視するべきではないが、あまり囚われすぎても良くないものだ。

それでも不安は不安なので、私はあと一歩を踏み出す力を得るべく、やりたいことをやって頑張っている人達にとにかく話を聞きまくった。

結果、みんな不安を抱えていることがわかった。

それでも自分で考えて行動を起こしている。

そこで、一歩踏み出す力をもらえた。

納得しないで生きるのはもう嫌だ

恥ずかしい話をしよう。

私は心の中で、

「俺はまだ本気を出してないだけ」(同タイトルの漫画は読んだことない)

とか思っちゃってるところがある。

もうアラサーなのに。。

中二病をこじらせるとこういう風になるみたい。

永遠のモラトリアム。。

終わりなき青春。。。

生まれ変わったら学園都市のLevel5になりたい。。。。

 

・・・何が言いたかったかというと、

「今の自分は周りの期待に沿って生きてきたからこうなっているだけで、本当はもっとすごいんだぞ!」

とか勘違いしながら何もせず、当事者意識もなく妄想ばっかりしてちゃんと生きようとしないのはやめにしたい。

今の自分がいるのは、過去の自分の選択の結果だ。

周りの影響があったとしても、それも含めて自分で選んだものだ。

だから、納得して生きていきたい。

自分が選んだ道を、自分で選んだ道だとちゃんと認識して、当事者意識を持って歩いていきたい。

まとめ

三十路を目前にして会社を辞めてニートになる決意をするとは、入社当時には想像もしていなかった。(入社3年くらいで辞める気はあった)
辞意を伝えた今となっては、辞めるタイミングとしては正解だと思うし、やっと動き出せる、という気持ちが大きい。

先行きが不透明すぎる現状だが、不安とは友達になるしかなさそうだし、地に足を付けて自分なりに頑張るしかないな、と考えている。