こんにちは。
最近ネトフリ廃人と化しているぶきっちょです。
突然だが私は20代の頃、恋愛が長続きしたことがなかった。
そのことについて、人知れず結構悩んでいたりもした。
新しい人と付き合っても、いずれ冷めて別れることになるのが怖かったし、例え好きな人でもずっと一緒にいると疲れてしまうため、「人と一緒に暮らすことなんて到底できない」と考えていた。
しかし30代手前で現在の夫と知り合い、そういった悩みは自然となくなっていた。
これまでしっかりと考えたことがなかったが、これまでの恋愛と一体何が違ったのだろうか。今回は、20代で恋愛が1年以上続かなかった原因について、自分なりに分析してまとめてみたい。
私に限った場合の話ではあるが、もし今同じ様な悩みを抱えている人がいたら、可能性の1つとして参考にしていただければと思う。
目次
「良いな」と思って付き合うものの、続かない関係
これまでお付き合いをした人は数人いたが、ほとんどが半年〜1年で別れてしまった。
最初の数ヶ月間、お互いにどんなに盛り上がっていたとしても、続かない。むしろ最初にそこまで盛り上がらない方がまだ長めに続いたが、それでも最長1年くらいしか持たなかった。
付き合う相手は、それぞれ年齢も性格も違うタイプだ。ちゃんと好きになって付き合うのに、なぜか気持ちが続かない。
なぜ続かないか?別れを考える時の共通項を考察してみた
まず、気持ちが冷めてしまい、「別れよう」という気持ちになる時に感じていることを簡単にまとめてみる。
- 相手が気持ち悪く感じる
- 一緒にいて楽しくなくなる(義務感で会う感じになる)
- 相手を必要としなくなる(相手がいない状態が当たり前になり、会いたい、と特に思わなくなる)
いつも上記のいずれかの状態になり、結局お別れする流れになった。
これが何度も続いた時は「もう自分は人と付き合うのに向いていないのではないか」と思った。気持ちが長く続かないなら、付き合っても申し訳ないだけだ。
「相手が気持ち悪く感じる」「一緒にいて楽しくなくなる」「必要でない」などと感じてしまうはなぜか?
相手を好きじゃなくなったり、一緒にいて楽しくなくなってしまうという気持ちの変化は、どうすることもできないものだ、と当時は思っていた。最初どんなに好きでも途中で冷めてしまうのだから、自分でもどうしようもないが、これは自分の問題なのだ、と。
しかし、今の夫に出会い、これが「完全に自分だけの問題」というわけでもないことがわかった。
振り返ると、自分の気持ちが冷めていく過程にはいつも原因があった。ざっくりいうと、以下の2点だ。
-
- 相手の自分への態度や扱いの変化
- 物理的な距離の変化
「相手の自分への態度や扱いの変化」は、今思うと「相手が気持ち悪く感じる」または「一緒にいて楽しくなくなる」の大きな原因となった。例えば付き合いたての数ヶ月は、多くの場合自分以上に相手が盛り上がっており、必要以上に優しくしてきたり、「好きだよ」みたいな言葉を1分置きに言ってきたりしていた。
最初は戸惑いながらも、その態度に慣れてきた数ヶ月後、突然相手はこれまで見せてきた優しさを止め、特に愛情表現をしなくなるのだ。シンプルに「付き合っている状態に慣れてきた」という理由からだと思う。
相手としては「もう付き合ってしばらく経つし、言わなくてもわかるでしょ。諸々伝わってるでしょ」みたいなことなのかもしれない。しかし、初期の過剰な愛情表現にようやく慣れた頃に、突然通常モードに切り替えられてもこちらは驚いてしまう。「最初の頃と変わったね」と聞いてみても、「そう?」みたいな反応。感情の部分で振り回されたぶきっちょは、その態度に不安を覚え、モヤモヤすることに段々と疲れてしまう。そしてどんどん冷めていく心。何を考えているのかよくわからない相手に抱く、気持ち悪いという感情。そして別れ。
もちろん、自分の態度に問題があった可能性はある。私の態度や行動も変化していて、それが相手の態度や行動にも影響し、ギスギスしてしまったということも十分考えられる。
いずれにせよ、それを話し合って改善する流れに持って行く努力をどちらもしないまま、関係が上手くいかなくなってしまったのだ。
「物理的な距離の変化」は、の「一緒にいて楽しくなくなる」「相手を必要としなくなる」に繋がった。当時付き合っていた恋人と、留学のため1年ほど遠距離になったことがある。LINEやSkypeのビデオ通話でまめに連絡を取り、途中で会いにきてくれたりもしていたが、結局お別れすることとなった。
この時気持ちが冷めてしまった理由を考えるに、単純に自分の生活圏内に相手がいないので、連絡を取っているとはいえ心の距離感が生まれた(遠距離恋愛が向かないタイプなのだと思う)。好きな気持ちが強く続いていればまた違ったかと思うが、自分の生活は相手がいなくても完結できてしまうため、段々「付き合っている意味」みたいなのもわからなくなっていった。
また、大きかったと思う理由はもう1つ。付き合い始めから少し感じていた「価値観の違い」が、別々の生活を送る中で会った際に改めて強く感じた、ということだ。物理的な距離を置いたことで、「自分が心地よい状態はこれだ」というのが明確になり、再会した時に「やっぱり違うな」という気持ちが大きくなったのだ。
「態度や扱いに変化が少なく、物理的な距離も変わらない相手」が夫だった
唯一、付き合いが長く続いたのが今の夫だった。彼は付き合った当時から今まで、私への態度や扱いにほぼ変化がない。過度な愛情表現はないが、日々のちょっとした行動や態度から「大切に思ってくれているのだな」と感じ取ることができる。それもあってか、私も「大切にしたい」という気持ちをずっと持ち続けている。
物理的な距離に関しては、付き合い初めて2ヶ月経たない内に同棲を始めたので、それも良かったのかもしれないと思う。
そもそも譲れない価値観の部分や、性格がある程度合っているというのが前提だとは思うが、同棲生活もストレスなく過ごすことがきた。
「他人は自分を写す鏡」と言うが、「あなたのことを大切に思っています」という気持ちを相手に伝えることができ、相手からも「大切に思っているよ」という気持ちが感じられる関係であれば、私の場合は長く続けることができるのだと思う。これは、恋愛に限った話ではないかも知れないが。
まとめ
つらつらと書いてみたが、ぶきっちょと同じように「恋人は欲しいのに、向いていないのかも」とか「好きで付き合っても自分が冷めてしまい、長く続かない」などでもし悩んでいる方は、「どういう状態であれば、自分は安心して付き合えるだろうか」というのを一度考えてみても良いかもしれない。