TOEICの点数は、就職活動の際にもひとつのキーポイントとなるくらい、なかなか重要視されているものだ。
年に何回か受けながら、スコアアップを目指している方も多いのではないだろうか。
同時に、こんな悩みを抱えている人も少なくないはず。
- しっかり勉強しているのに、点数があがらない。
- どうしても時間が足りなくなってしまう。
そんな方に、私の勉強法を教えたいと思う。
私はこの方法で勉強を始めた結果、10日後に受けたTOEICで910点を取った。その前のスコアが700点だったので、約200点上がったことになる。
言っておくが、ごくごく簡単な方法である。
でも、これしか方法はない、と私は思っている。そう確信を持って勉強にあたったところ、スコアアップに成功した。
(ちなみにこの10日間、平日は普通に朝から夜まで仕事をしていた)
やることはたった2つ。
- TOEIC公式問題集の模擬テストをひたすらやる。
- TOEICアプリをダウンロードし、空き時間にひたすらそれをやる。
これだけである。
1.TOEIC公式問題集の模擬テストをひたすらやる
ひたすら、というのは、本当にひたすら解くということである。
その際、必ず時間を計ってやること。TOEICは時間が勝負なので、時間内に解く練習をしなければならない。
リスニングが45分間で、リーディングが75分間という配分になっているが、分けてやらずに、
毎回試験本番と同じように、2時間ぶっ通しで解くのが良い。
毎回計って解くことで、試験時間の長さを体で覚えることができて、さらに2時間続けて解くことで集中力の訓練にもなる。
最初模擬試験を解いてみればわかるが、2時間ずっと集中を切らさない、というのは、練習なしにはなかなか難しいものだ。
集中力が切れると、判断力が鈍って間違いにつながる。
だが、これを何度も何度も繰り返しといていくと、集中力があがり2時間だれることなくスラスラと問題を解いていくことができるようになる。
私は平日は1回以上、休日は3回以上模擬試験を解くと決め、実践した。
仕事から帰り、夕飯などをすませたあと。
21時から23時まで問題を解き、答え合わせをして、解説を読んでしっかり理解をしてから(ここが大事)0時くらいに就寝。
3時に起き、また模擬試験を5時まで解き、6時まで解説を読んで――という風に。
言わずもがな、仕事場では眠くて眠くてたまらなかったが、翌週にはテスト本番が控えていると思うとやらずにはいられなかったのだ。
(いろいろ事情があり、試験予定日の10日前に突然「TOEICを受けよう」、と申し込んだためこうなったのだが、余裕をもって申し込んでいれば睡眠時間は普通に確保できたと思う)。
模擬試験も、5回解いたところくらいまではスコアが伸び悩んでいた。
600点~700点台をずっとうろうろとしており、定まらなかったのだ。
しかし、徐々に制限時間にも慣れ、設問のパターンにも慣れてきた(TOEICの問題は一定のパターンがあるため、模擬試験を解きまくると、一瞬で答えのわかる問題が増える)ので、正解率も上がっていった。
そして最後のほうでは、900点越えをするようなったのだ。
ちなみに問題集は、同じ模擬テストを二回は繰り返して解くのが良い。
少し時間を置いた頃にやるのがコツだが、間違えた箇所を再度解くことによって記憶はかなり補強される。
パターンも強く刷り込むことができるため、一回解いて終わりではなく、繰り返し練習するようにしよう。
2.TOEICアプリをダウンロードし、空き時間にひたすらそれをやる
スマホをお持ちの方は、TOEICのアプリを検索してみよう。
いろいろ出てくるはずだ。
私は100円で問題数が多いアプリを見つけてダウンロード。
内容はリスニングと、リーディングのPart5のみだが、
「Part5をいかに早く解き、Part7にたどり着くか」
というのはかなり大事なポイントとなるため、このアプリで正解率を保ちつつスピードを上げる練習ができたのは良かったと思っている。
TOEICで大事なのは経験だ。すなわち、問題を解いた量。多ければ多いほど有利だ。もちろん、解いた問題についてはしっかり意味を理解していることが大切。
私はこのアプリを通勤電車の中や、何かの待ち時間、休憩時間などにひたすらやっていて、リーディングのPart5を解くスピードが格段に上がった。
一、二行の英文について、「すべて読む必要があるものか」「カッコの前後のみで正解がわかるものか」を瞬時に判断できるようになったからだ。
見ただけですぐ解ける問題は、見ただけですぐ解けるようにしておきたい。
まとめ
これが、私を大幅なスコアアップに導いてくれた勉強法だ。
結果は人によって異なると思うが、参考になる部分があれば幸いだ。