こんにちは。
「何かしたいのに、何もできてないなー」と思いつつ日常が過ぎていく、そんなあるある真っ只中のぶきっちょです。
現状の生活には満足していて、これが有難いことだと理解している。
それでも、なんかふと思ってしまう。
何か足りない。何かしたい・・・!
「何か」はわかっている。ずばり冒険だ。
「じゃあとりあえず、ロードムービーでも見るか」
と思って見た映画がすんごい面白かったので紹介したい。
おっさん2人旅「ロング・トレイル!」
簡単に言うと、おっさんというかおじいちゃん2人が、35,000キロの長いトレイルを旅する映画だ。
主人公は妻も子供も孫もいる紀行作家、旧友のおっさんは独り身でお酒好きの自由人。
そんな正反対の2人が、体の衰えを感じながらも童心を思い出しながら旅をする。
旧友カッツのセリフが良い
主人公のビルは昔こそ旧友のカッツとヤンチャをしていたが、基本的に家族を大切にする真面目なおっさん。
個人的にはビルの方に感情移入しながら見るわけだが、一番刺さったのは意外にもカッツのセリフだった。
40年前にビルとお酒が原因で喧嘩別れをして、今は禁酒をしているというカッツが、
「もう酒場にも行っていないし、禁酒をして健康的な生活ができるようになった。それは良かったが、お酒で埋めていた穴は、ポッカリと空いたままなんだ」
みたいなことを言うシーンがある。
ビルが冒険を求めるのと同じように、カッツも「何か足りない」部分を求めて旅をしていたのだ。
そしてその穴は私にも、誰にでもあるのかもしれない。
「ロング・トレイル!」の見どころ
この映画の見どころは、道中のビルとカッツのやりとり、心の動き方だと思う。
同時に、アパラチアン・トレイルの壮大な景色にも心を奪われる。
詳しくは書かないが、最後の場面ではなんか泣きそうになった。
まとめ
人間はない物ねだりをしてしまう動物で、周りの人や物に感謝をしながらも、段々実感が薄れていく。感度が落ちてくる。
そこから一度離れる機会があると、今あるものへの有り難みが普段の何十倍もの実感を伴ってくる。
人生はそれの繰り返しなんだろうか。
とりあえず、ロング・トレイル!には負けるかもしれないが、自分なりの冒険計画でも練ろうと思う。